十数年前に発売されていた本のタイトル
『100%自分原因説で物事を考えてみたら…』という本を知っていますか?
私はおそらく発売当初くらいに道端ジェシカさんが帯に載っているこの本を読んだと思います。
ただ、当時は
「なんとなく言いたいことはわかるけど、やっぱりよくわからない」
というところで理解が止まっており、
全然、自分原因だとは思えなかったんですね。
「自分が変われば、相手が変わる」というような言葉は
確かに運動部の部室とかに貼ってあったかもしれませんし、
どこかで見たことがあるとは思います。
ただ「自分が変わったから」
「自分の思っていることが変わったから」といって
「相手の思い」まで変わるなんて思わないじゃないですか!
スピリチュアル的なことにも理解はある私ですが、
20歳頃の私はさっぱり理解してなかったんですね。
この世界は自作自演の世界と思ってみる
恋愛でダメンズに悩んでいる人にとっては
「え〜!そんなのあり得ない!」
「認めたくない!」
と思わざるを得ないような話です。
私も本当に認めたくない現実ばかりがありました。
これは恋愛に限った話ではなくて、
学校や職場の人間関係
親子関係、友達関係、そのほかの出会う人との関係…etc.
今回、恋愛が一番わかりやすいので、他の関係に関しては省略しますが、
なぜかこっ酷く振られる
浮気される
曖昧な関係でちゃんと付き合ってもらえない
モラハラ男性・女性ばかり
セクハラや性的被害に遭ってしまう
既婚者にばかり言い寄られる
というような「最低!」と思うような出来事も自分の思いが作っていると考えるんです。
大体人によって、「こういうパターンが多い」という傾向があります。
これは「私」という存在が悪いわけではなく、
「私の思っていること」がなんかおかしいという意味なんです。
私が世の中や男性・女性、父親、母親などの周りにいる人たちに「何を思ってきたか」という
思い込みが作っていると考えるんです。
過去に友達に嘘つかれて裏切られたという思いがあると、
同じように「嘘つかれて彼氏に振られた」という現実が起こったり。
父親が怖いという思いがあると、
彼氏や旦那さんに対して怖い、男性が怖いという現実が起こったり。
あなたも何か今までの恋愛で
同じパターンを繰り返しているものがありませんか?
自分の世界を変える方法
自分の思いのパターン=自分の恋愛パターン
自分の思いのパターン=自分の恋愛パターンなんです。
例えば、好きな恋愛漫画、好きな映画を考えてみると、
自分の好きなストーリーの傾向がありますよね。
シンデレラは継母にいじめられていたところから、
王子様が見つけてくれて幸せになる。
人魚姫は好きになった人を助けて(尽くしたのに)
最後は別の人を選んで自分は海の泡になる。
漫画だから現実と違うので感覚が麻痺していたりするけれど、
やけに独占欲の強いヒーロー・ヒロインが登場するとか
やけに何でも人より優れたヒーロー・ヒロインが出てくるとか
やけに冷たい性格のキャラクターばかり好きになっているとか
悲恋のシーンを読み返して泣いてばかりいるとか。
そういう傾向を掴んだら、
「なぜ自分はそのシーン・キャラクターが好きなんだろう」と考えてみてください。
私は何が満たされていない?
特別扱いされたい願望がある
好きな人に独占されたい
好きな人を独占したい
他の人より何でもできる優越感が好き
男性よりしっかりした女性になりたい
自分の優しい性格に気づいてもらいたい
というような願望や欲求が見つかるかもしれません。
シンデレラが好きだとしたら、
嫌いな人や嫌がらせする人を出し抜いて、
王子様に選んでもらう優越感が好きなのかもしれないし
「こんなに苦労して、色々頑張ってきた私が報われる」という
自分の過去の苦労と我慢が報われる喜びを感じたいのかもしれません。
人魚姫が好きだとしたら、
自分が片思いしている苦しく切ない気持ちを
経験したことがあるからかもしれません。
自分の好きな気持ちが報われずに
誰か別の人に取られてしまったという思いを経験したからかもしれません。
なんでその優越感を感じたいのか?
なんで苦労や我慢が報われたいのか?
なんで苦しく切ない思いに共感するのか?
なんで誰かに取られてしまうことに共感するのか?
そこに気持ちが反応するということは、
「心にそういう引っ掛かりがあるよ」と教えてくれています。
本当はどうなるのが幸せ?
自分の引っ掛かりを知った上で、
本当はどうなりたいのか考えてみましょう。
過去に誰かとの人間関係で似たような体験をしてしまったのが
引っ掛かりの原因です。
それは自分と父親、母親との関係で起こったかもしれませんし、
過去の友達との関係で起こったかもしれません。
過去の恋愛で起こったかもしれません。
もし、過去の恋愛が原因なら、なんで幸せな恋愛にならなかったのでしょう?
やっぱり根本的には、
親との関係や幼い頃に経験した思い込みから、現実ができている方が多いんです。
むしろ過去の恋愛によって、
段々と思い込みが強化されていく悪循環なのです。
「じゃあ本当はどんな状態を求めているの?」
と質問されたとしたら、何と答えるでしょうか。
そもそも今、苦労している、我慢していると思っているなら
「苦労もしないし、我慢もしない生活がいい」と思ってみる。
好きになっても報われないと思っているなら
「好きな人が自分を好きになってくれるのがいい」と思ってみる。
こんな感じで、自分の中に今まであったパターンを意識的に上書きしていきましょう。
慣れない間は、過去のパターンに引き戻されるかもしれませんが、
自覚すると冷静に戻るのも早くなります。
自分の現実を変えていくために
ざっくりと「もし自分が原因だとしたら」どう変えていくかをお伝えしました。
細かい内容は別記事で1つずつ書いていきたいと思います。
(そうしないと全然1記事では追いつきません)
普段から、自分のネガティブな気持ちが発動する時がいつなのか?
に意識を向けてメモしておくのがおすすめです。
たくさん人がいる場所で居心地が悪い、居場所がないと感じる
相手から必要とされていないんじゃないかと不安になる
相手に迷惑やおせっかいになっていないかと心配する
一緒に過ごしているのに急に寂しくなったりする
というような、ネガティブな気持ちがどこから来たのか考えてみてください。
自分がそう思っていることに気がついたら、
現実を変えることに近づいていきますよ。
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